「Chikirinの日記」の育て方、読みました

「Chikirinの日記」の育て方、やっと読めました。前々から読みたいとは思っていたのですが、電子書籍にしてはちょっと価格が高い気がしたし、何よりipadだからkindle版は読めないと思い込んでいました。しかし、ふとしたきっかけでipadでもkindle版が読める…

卒論で、周りとの「ギャップ」を実感しました

12月、1月あたりは、大学生や大学院生の卒論・修論の時期ですね。なぜ、急にこんなことを書き始めたかというと、自分が作業をしている時の周りの会話の内容に、どうも違和感があったからです。 というのも、私の考える卒論とは、「大学4年間の学業の集大成」…

どうしたら生活保護受給者は減少するか

これまでは、 生活保護制度の概要 - パンダのぼやき と なぜ、生活保護受給者は増大したのか? - パンダのぼやき についてまとめました。今回は、これらを踏まえた上で、生活保護制度に関する課題と対策について考えていきたいと思います。 これまでに検討し…

なぜ、生活保護受給者は増大したのか?

前回は生活保護制度の概要についてまとめました。 生活保護制度の概要 - パンダのぼやき 今回はそれを踏まえた上で、なぜ、生活保護受給者が増大したのか、について考えてみたいと思います。 ・生活保護受給者増大の背景 生活保護制度そのものの問題点だけで…

勉強して欲しいなら、勉強するメリットをはっきりさせるべき

下記記事を読みました。 採用、再び成績重視 三菱商事や富士通など15社 :日本経済新聞 2015年3月卒の新卒採用に関して、「学業成績」を重視する動きが出てきたようです。私も経験しましたが、これまでの新卒採用では、成績書の提出を選考中に求められるケー…

生活保護制度の概要

「生活保護2法が成立 不正受給の罰金増/事前支援に重点」『朝日新聞』 http://digital.asahi.com/articles/TKY201312060664.html?_requesturl=articles/TKY201312060664.html&ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201312060664 生活保護法が1950年以来の大幅見直…

学びを自分に惹きつけることが、学ぶ意欲につながる

国際学力テスト(PISA)、日本「学力向上」順位上げる 上記の記事を読みました。どうやら、「脱ゆとり教育」が功を奏し、国際学習到達度調査(PISA)の日本の結果が良くなったようです。それは喜ばしいことだと思いますが、がっつり「ゆとり世代」で無知な私は、…

初めて格差を「体感」した

ちきりんさんの企画、「伝えたいメッセージを起点としてブログを書く練習」に参加します。まぁまぁ暇だし、いい機会だと思うし、なによりちきりんさんに紹介されたい(笑) 伝えたいメッセージを文章にする、ということ - Chikirinの日記 この企画のテーマは実…

「所得」概念と「租税」理論―アダム・スミスの経済学体系

前回はスミスがなぜ消費課税に反対したかを書きました。 なぜ、アダム・スミスは消費課税に反対したのか - パンダのぼやき 今回はスミスの考える経済学体系を理解することで、消費税に対する彼の考え方をより深めてみたいと思います。 ・スミスの経済学体系…

なぜ、アダム・スミスは消費課税に反対したのか

近年の日本の消費税引き上げ論争の参考になるかもしれませんので、まとめてみます。 ・スミスは消費課税反対論者 大まかな主張の要約: ①:個人の支払い能力に応じた課税を実現するためには、本来は所有または所得に応じて課税されるべき。しかし、消費課税…

スパコン

スパコンというものを初めて知ったのは、民主党政権の事業仕分けでの「2位ではなぜダメなのか」が話題になってからです。メディアもかなり大々的に取り上げて、確か流行語にノミネートされていた気がするので(不確かです)、名前は知っている人も多いと思い…

各メディアの特徴と未来像―私の活用の仕方から

・新聞 新聞は一応毎日読んでいます。ただ、スタンスとしては図書館に置いてあるから読むといった感じで、買うかと言われたらたぶん買わないです。やはり値段が高い…。目を通すのは解説系(読売でいう解説面みたいな)か論文系(日経でいう経済教室)、時た…

帝国主義と現代のつながり―世界史を学ぶ意味

数少ない素晴らしいと思える講義で聞いた話をまとめ、考えたことを書きたいと思います。サブタイトルは「世界史を学ぶ意味」となっていますが、歴史を学ぶ意味と言っても過言ではないと思います。 ○帝国主義と列強の展開 ・独占資本主義の成立 第2次産業革命…

学生時代にしかできないこと、もしくはすべきこと

こういった類の話はいろいろなところで氾濫していると思われますが、その氾濫しているものにどうも違和感がありますので、私が考えるところを書きたいと思います。結論から言っておくと、私は「学生時代にしかできないこと、もしくはすべきこと」は「学業」…

就活での失敗

最初に言っておきますが、これはほとんどギャグという意味での「就活の失敗」です。くれぐれも反面教師としようとして読まないで下さい。それこそ失敗します。 さて、私が何に失敗したかと言えば、服装です。これもネットで結構氾濫している話ですので、そん…

就活―うまくいく人とそうでない人の違い

今回は私が就活をする中で感じた、上手くいく人(内定がある人)とそうでない人(内定がない人)の違いがどこにあるのかを自分なりに考えてみました。内定あるなしの問題は、大学生の数が増える一方で企業の採用数は増えないなどの社会構造的な面もあるかと…

就活の時期論争は不毛

結構前ですが、学業に専念する環境づくりのために就活の時期を遅らせようという議論が話題になりました。2013年4月20日付けの読売新聞の社説によれば、就活の解禁する時期が3年生の12月から3年生の3月になり、面接等の選考開始は4年生の8月になるそうです。…

就活―合同説明会に参加した感想

2015年度卒の就職活動がまもなく解禁となります。私も去年に就職活動(シューカツ)を経験した者として、振り返りも込めて感想を述べたいと思います。参加していくつか感じたことがありますので、これから就職活動をするかもしれない方々や、そうでない方々も…

ネット選挙―ツイッター上でほしい情報

最近はネット選挙絡みの記事が多くしつこいかもですが、私の関心が高いということで大目に見てください。今回は、個人的にツイッターのタイムラインに流してほしいと思うものについてまとめたいと思います。 記事によると演説予定や日程についてのツイートが…

勤続年数が長い会社っていい会社?

随分前に「平均勤続年数ランキング」なるものを見かけたのですが、ちょっと違和感を覚えました。最後のページに「勤続年数は長ければ長いほどよい?」と否定面も言及されてはいますが、全体を通してみると勤続年数は長いほうがよいという主張のほうが強いよ…

政治家は案外ちゃんと有権者を見ている

参院選も近づいて国会も閉幕し、マニフェストもちらほら出てくるようになりました。政策を自分なりにきちんと吟味して投票したいなと考える今日この頃です。 これも過去記事です。古くてすみません。。。 さて、マニフェストが出てきたこともそうですが、著…

社民党や共産党について思うこと

これは昔参院選が終わった後に書いた記事なのですが、考えることは変わっていないので、メモも兼ねて改めて載せておきます。 個人的には社民党や共産党の掲げる政策の方向性は、おおむね正しいと思うのですが(もちろん疑問符のつく公約もあります)、どうも積…

土建国家の合理性―かつての公共事業は必要だった

土建国家とは、経済成長を前提としつつ、減税によって中間層を宥和するとともに貯蓄を増大させ、その貯蓄を財源にした財政投融資を活用して公共事業を行うことで地方への利益分配も可能にしたシステムと言えます。土建国家を考える上でのキーワードは、①公共…

少子化対策

少子化は日本にとって悩ましい問題です。最近の話題では政府が少子化対策として「女性手帳」の導入を検討していたり、育休3年を推進するというニュースがありました。少子化対策は今後の日本を占う意味で重要な政策だと思いますので、自分なりの意見をまとめ…

日本ではデモが大規模化しづらい

下記資料を見て思ったのは、「反韓デモ」に対する批判というよりは「デモそのもの」を批判している(嫌悪感を抱いている)ように見えるということです。まとめサイトですのでターゲットが限定されすぎて(まず女子に絞っている点と、文面から若い感じがするので…

対外投資の理論

資源追求型 …日本における繊維や食品など国際競争力が弱く輸入への依存度が高い産業が、現地の労働力や土地、技術力、工場などの資源を求めて行う投資 市場追求型 …日本においては輸出産業や中小企業が、販路拡大を目的に行う投資 効率追求型 …比較優位理論…

詩羽のいる街

内容を一言で言うならば、詩羽(しいは)という一人の女性が紡ぎだす奇跡の物語といったところでしょうか。この小説のポイントは、詩羽が現代社会では必須だと思われるお金や家を持たずに生活しているということ、かつ彼女が関わる人はみんな幸せになるという…

近代化の2つのパターン

※大学の講義内容をまとめた完全な思考の棚ですので、わかりにくいところも多いですが、ご了承下さい。 近代化には2つのパターン、すなわち「上からの道」と「下からの道」があります。「下からの道」とは、共通の項目である自由と平等を確立するために第三…

討議民主主義の重要性

※大学の講義内容をまとめたもので完全な思考の棚ですので、わかりにくいところもありますが、ご了承下さい。 討議民主主義とは、ケルゼンによれば、多元化した社会において絶対性はなく、客観的真理や正義に到達することはできないので、議会主義によって政…

なぜ、日本の起業意識は低いのか

世界の大学・研究機関でつくるグローバル・アントレプレナーシップ・モニターの「起業家精神に関する調査」によれば、日本の起業意識は最も低いらしい。調査の中身は、無作為に抽出した調査対象者のうち、新たにビジネスを始めたか、準備中と答えた人の比率…