2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

金融政策の波及過程―マネタリスト・アプローチ

以前は、金融政策の波及過程―ケインジアン・アプローチについてまとめました。今回はマネタリスト・アプローチについてまとめたいと思います。 マネタリスト・アプローチ(通貨量経由) マネタリスト・アプローチとは、リザーブ(準備)やそれに現金を加えたベー…

同世代のすごい人が私の危機感を煽る

先日、とある読書会に行ってきました。内容はヘーゲルの著書である『歴史哲学講義』の解釈について。とにかく話が抽象的すぎるし、内容を理解するためには時代背景を踏まえた様々な前提知識を必要とするため、本当に意味がわかりませんでした。第1回から参加…

金融政策の波及過程―ケインジアン・アプローチ

以下を事前に読むと、理解がしやすいかと思います。 金融とは何か―出資・融資・通貨 - パンダのぼやき 金融とは何か―中央銀行の始まりと金融政策について - パンダのぼやき 金融とは何か―金融仲介機関について - パンダのぼやき 金融とは何か―金融市場・金利…

私の本の探し方―皆さんは本をどうやって探しますか?

以前にこんな書評を書きました。 『ネットにつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った』読了 - パンダのぼやき 本書を読んだ中で本の探し方という話題があったのですが、それが参考になりました。本を読む重要性はよく問…

『ネットにつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った』読了

読みました。 ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った (角川書店単行本)作者: 堀江貴文出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/09/24メディア: Kindle版この商品を含むブログ (6件) を見る 本書…

週刊情報整理―第8号

先週は情報整理を行うのを忘れていました。ぜんぶ雪のせいだ。 昨日は読書会に行ってきました。内容はヘーゲルの『歴史哲学講義』です。抽象的すぎるし内容を理解するために様々な前提知識を必要とするため、マジで意味がわかりません。私のような凡人には到…

金融とは何か―決定者と金融政策の種類

以下の続きです。 金融とは何か―出資・融資・通貨 - パンダのぼやき 金融とは何か―中央銀行の始まりと金融政策について - パンダのぼやき 金融とは何か―金融仲介機関について - パンダのぼやき 金融とは何か―金融市場・金利について - パンダのぼやき 以前、…

金融とは何か―金融市場・金利について

以下の続きです。 金融とは何か―出資・融資・通貨 - パンダのぼやき 金融とは何か―中央銀行の始まりと金融政策について - パンダのぼやき 金融とは何か―金融仲介機関について - パンダのぼやき 金融商品と金融市場 以前に金融とは通貨の貸し借りもしくは提供…

卒論報告会が終わりました―学問ってなんだろう

先日、卒論報告会が終わりました。卒論を書き上げてから結構な時間が経ってからの報告会だったので、内容を忘れかけていてヒヤヒヤしましたが、何とか無事に終わりました。 そんなわけで、4年間の総括ってほどでもないですが、報告会を通じて考えたこともあ…

『グラスホッパー』読了

読みました。 グラスホッパー (角川文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2012/09/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 伊坂幸太郎さんの小説は何冊か読んだことがあって好きなものが多いのですが、今回に限っては…

金融とは何か―金融仲介機関について

金融とは、資金が余っている経済主体からそれを必要としている経済主体への資金の流れだと説明しましたが、これを仲介するのが金融機関です。 金融政策が働く場 金融仲介機関には2種類あります。 1、預金取扱金融機関(例えば銀行) :預金を取り扱うことがで…

乾パンはなぜまずいのか

山梨県、色々と麻痺していますね。実は私、山梨県に住んでおりまして、実家に帰りたいなぁなんて思いつつも、電車が一切動かずどうしようもない状態です。とは言っても、私のところは電気・ガス・水道はしっかり供給されていますので(他の状況はどうなのかわ…

目の前のことを大事にしたい。

読みました。 人生の、目的。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。 相変わらず素敵な文章を書かれるお方です。ついつい便乗エントリを書きたくなりました。まずは引用。 お金のためだとか、キャリアデザインのためだとかというのは便宜上の話であって、僕の…

金融とは何か―中央銀行の始まりと金融政策について

以前はこんな記事を書きました。 金融とは何か―出資・融資・通貨 - パンダのぼやき 上記記事で書きましたが、両替商が発展して銀行となり、銀行が発行する預かり証が銀行券となります。しかし、こうなると銀行券が何種類も出回ることになるのですが、銀行ご…

金融とは何か―出資・融資・通貨

以前に、現代は金融が実体経済を規定している構造があるという旨の記事を書きました。 EUの金融取引税について―国境を越える資金にどう課税するか(導入)~金融のグローバル化について~ - パンダのぼやき 証券取引に対する課税―トービン税とは何か - パンダ…

ニューディール租税政策―留保利潤税とは何か

以前に、世界恐慌が発生した原因についてまとめました。 なぜ世界恐慌は起きたのか―世界恐慌から現代日本を捉え直してみる - パンダのぼやき 一言でいえば、生産に需要が追いつかなかったのではなく、需要が生産に追いつかなかったこと(過少消費)によって世…

目上であるから尊敬するわけではない

先日、たまたまやっていたリーガル・ハイの再放送を見ていました。コミカルでテンポが良く、なおかつ本質的な部分も抑えている素晴らしいドラマだなと思います。 生きている長さと尊敬の度合いは比例するのか さて、そんなリーガル・ハイですが、古美門弁護…

週刊情報整理―第7号

昨日はすごい雪でしたね。なんだかんだ毎日図書館に行っているので、1日家にいるのが久しぶりでした。 最近思うのは、大学生になってからひとりごとが増えたなぁということ。特に3年生以降になって授業が減ってくると、人と喋らないで1日が終わる、なんてい…

なぜ世界恐慌は起きたのか―世界恐慌から現代日本を捉え直してみる

今回は世界恐慌の原因についてまとめたいと思います。この議論は現代と重ね合わせて考えることも可能なので、この時代を読み解くことも重要かと思います。 世界恐慌の発生 この原因として、2つの論点があります。 1、 独占・寡占化傾向…ミーンズ 2、 所得分…

コボちゃんを見た―人とか社会ってそんなに急に変わるものでもないと思った

『コボちゃん』という4コマ漫画があります。それくらいはさすがに知っているのですが、これまで私の目に触れることもほとんどなかったので、どういうお話なのかはよくわかりません。 昨日、夜の19時半過ぎだったか、たまたまTOKYO MXをつけたらコボちゃんが…

インターネットは視野を広げるか

2013年夏の参院選から、ネット選挙が解禁となりました。そして来週にせまる都知事選でも、インターネットの活用による政策募集など、政治を身近にするための新たな試みがなされています。 さて、個人的にはインターネットとは自分の視野を広げるものだと思い…

1つを深めることで周辺分野も見えてくる

ちょっと前にこんなツイートを見かけまして。 どっかの東大生が言ってた、「一般教養→専門科目→研究室の順番を逆にして研究室→専門科目→一般教養とした方がリベラルアーツが実現するのでは」的なやつ、非現実的だけど言わんとすることはすっごい共感できる。…

インターネットと居場所―『僕の見たネトゲ廃神』を読んで

読みました。 僕の見たネトゲ廃神作者: 西村本気出版社/メーカー: リーダーズノート出版発売日: 2012/05/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 私はネトゲを1回しかやったことがなく*1、いわゆるネトゲ廃神*2の生態を全く知らなかったので、読ん…

部屋探しと就活は近いと思います

来年から就職だということで、新居を探してきました!いやぁ、いい物件と素敵な担当者に出会えて即決でしたwとりあえず決まってよかった。引っ越しは来月ですが、久しぶりに新しい街に住むのでワクワクしております。 前置きはこれくらいにして、今回は部屋…

週刊情報整理―第6号

本日はとある読書会でした。まぁ読書会自体にはそれほど興味はなくて、いや、あるにはあるのですが、最近出会った趣味の合う女性が行っているというので私も行きます!という邪な動機です。比率的には女性:読書会=9:1です。主催者には申し訳ない。これに…

『税金 常識のウソ』読了

読みました。税金常識のウソ (文春新書)作者: 神野直彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/01/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 53回この商品を含むブログ (3件) を見る 内容 本書の構成は以下のようになっています。 序 章 「ギリシャ悲劇」の開幕 …