若者的に、投票は何のためにするのか

投票はなんのためにするのか。ものすごく重要な問いですよね。最近個人的に思っていることを、若者的視点からまとめたいと思います。

 

以前は、投票は自分の望むものを政策的に実現してもらうために行うものだと思っていました。例えば、「学費を払うのが厳しいからそれを軽減するための奨学金の拡充をしてほしい。だからそれを主張している政党もしくは候補者に投票しよう!」といった感じです。けれど、最近はそうでもないような気がしてきました。

 

若者の場合、そもそも政治家や政党との個人的利害関係がないのが一般的なので、決まった政党、候補者に投票し続ける理由がありません。だから毎回政策を自分なりに見比べて、自分の考えと近い政党、候補者を見つけようとします。でも、先の奨学金の拡充を例にとれば、どの党もだいたい掲げてはいるんですよね。つまり、奨学金の拡充だけでみれば、どれも同じなのでどこに投票していいかわからないわけです。じゃあ別の政策でみてみようと思うのですが、若者のメリットになるような政策がイマイチ見えないのです(私が無能なだけかもしれませんが)

 

要は、ネット選挙も解禁したんだし、投票に行こう!と言う割に若者の受け皿が見当たらないのです。ということは、若者は何のために投票するのか。「あの政党に出てこられたら俺たちに不利だから、別の政党に入れよう」という、出てきてほしくない政党の議席伸長を阻止するために投票する、ということになるのかなと思っています。「ネガティブ投票」とでもいうのでしょうか。

 

ネガティブ投票でも行かないよりは絶対にマシではあります。でも、なんか悲しいですよね。選挙とは未来の方向性を決めるようなものですから、もっとポジティブな気持ちで行きたいものです。

 

若者党でも出てこないかなーと思ったりする今日この頃です。

 

 

参考資料

 

・「選挙なんてウザい、という態度」http://agora-web.jp/archives/1548661.html