シュタインの租税理論

以前にこんな記事を書きました。↓↓↓ 有機的国家論―納税は「義務」という考え方 - パンダのぼやき 上記記事を簡単にまとめれば、「ドイツ的国家論は、全体利益あってこその私的利益であり、全体が損なえば個人も損なうという、運命共同体と捉えられていた」と…

有機的国家論―納税は「義務」という考え方

以前は「原子論的・機械論的国家論」についてまとめました。↓↓↓ 原子論的・機会論的国家論―納税は「権利」という考え方 - パンダのぼやき これと対照的な国家論が「有機的国家論」です。これについて、簡単な復習を踏まえながら進めていきます。 税金を納め…

週刊情報整理―第4号

なんだかインターネットの接続が悪いです。ネット高いな~と思ったから全部解約して、テザリングで繋いでるのですが、そのせいなんですかね。テザリングやると電池の減りが半端じゃない。。。というわけで今日も元気にまとめます。 今週の気になった情報 幸…

私なりの“教養”について考えてみました

センター試験の真っ最中だそうで。センター試験と言ったら大学。大学と言ったら教養!いや、違うか。でも、大学に入ったら“教養”という言葉を一度は耳にすると思います。そこで私なりの“教養”とはこういうことじゃなかろうかということを、大学で勉強しなが…

原子論的・機会論的国家論―納税は「権利」という考え方

タイトルで???となる人も多いかもしれません。自分なりにできる限りわかりやすくまとめてみますので、少々お付き合いくださいませ。 まず、本記事の「原子論的・機械論的国家論」を理解するためには、ホッブズとロック、デカルトを理解する必要があります…

『星の王子さま』読了

読了です。 星の王子さま作者: サン=テグジュペリ出版社/メーカー: ゴマブックス株式会社発売日: 2013/02/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る あらすじ 操縦士の「ぼく」がサハラ砂漠に不時着した翌日、1人の少年(王子さま)と出会います。飛行…

その人にとってつらいと思うことをするのが“努力”になる

卒論の提出も終わりまして(といっても1週間前ですが)、とりあえずひと段落といったところです。 卒論の提出で学校に対する提出物はもう終わりかなーなんて思っていたのですが、どうやら“梗概(こうがい)”というものの提出が必要なようです。梗概とは、口頭試…

ホッブズとロックの国家論―租税という切り口から

以前にまとめたものと重複する部分もありますが、重要なところなので改めて書いておきます。関連記事はその都度リンクを貼ります。 ・租税とは何か ⇒その有力な答えは、ホッブズとロックによって与えられた。「国家が市民に提供する生命と財産の保護、この2…

当事者にならないと見えないものがある

以下の記事を読みました。 コーヒーに入れる砂糖の量でわかる金持ちと貧乏人の行動の相似 - ウェブ1丁目図書館 ざっくりまとめると、「理由は違うけれど、やっていることは同じだという“相似法則”」に関する記事です。面白いです。その例として、白兎さんは…

インドの経済発展―IT産業とカースト制度

インドの経済発展が目覚ましいですね。これはつい最近に始まったことではありませんが、将来はGDPでアメリカと争うと言われるくらいですので、重要な国であることは確かです。そこで今回は、インドの経済発展について、カースト制度とITの関係からまとめてみ…

『アルジャーノンに花束を』読了

読みました。アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)作者: ダニエルキイス,Daniel Keyes,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1999/10メディア: 新書購入: 75人 クリック: 1,445回この商品を含むブログ (239件) を見る 多少のネタバレを含む感…

パンダの週刊情報整理―第3号

早速ですが、今週もまとめます。 冷戦を知らない子供たちへ 進歩をやめた歴史を生きる(與那覇 潤) - 個人 - Yahoo!ニュース去年10月の記事ですが、TLで見かけたコラム。 最近のアニメは“やたら学園物が多いな”という印象を持っていたのですが、その理由の一…

『[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本』読了

読了です。[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本 (中経の文庫)作者: 池上彰出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版発売日: 2013/09/02メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 政治・経済・社会などのわかりやすい解説で有名な池上…

健康は誰のために維持しますか?

私の生きがいの一つとも言える番組、「sakusaku」を見ていた時のこと。これは神奈川県のローカルな音楽番組で、ゆるゆるした空気感、音楽番組のはずなのにゲストの新曲の宣伝をほとんどしないようなところがたまらないです。tvk(テレビ神奈川)の朝7時半~8時…

就職活動における面接の質問は「学生時代に頑張ったこと」だけでいいんじゃなかろうか

「働く」ということについて、ちょこちょこエントリを見かけたので、今回は私が就職活動の面接の中で思ったことについて、つらつらと書いていきたいと思います。一応書いておくと、ここでの就職活動とは新卒採用のことを指しています。 私が思ったことを先に…

『レイヤー化する世界』読了―

今更感がありますが、『レイヤー化する世界』読み終わりました。 レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書 410)作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2013/06/05メディア: 新書この商品を含むブログ (27件) を見る 簡…

パンダの週刊情報整理―第2号

実家から一人暮らしのアパートに戻ったら、トイレが水浸しでした。何かと思って不動産に連絡したら、上の階の水道管が破裂したそう。明日まで業者も来ないのでどうしようもないとか。連絡しろやこらー。知ってたら6日以降に帰ってきたわ。CDTVも録画出来てな…

『幻覚少女』読了

『幻覚少女』という本を読みました。 幻覚少女 作者: 根本聡一郎 発売日: 2013/12/16 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る これはタブレットでアマゾンの中をうろうろしていた時に見つけた本で、100円だったので「安っ!」と思ってとりあ…

読書する意味

今年の振り返りは皆さんがやっているので、敢えて私は普通の記事で年越しをしようと思います。 いや、実は振り返ることが面倒なだけです、すみません。 あっしかも投稿数100越してるし・・・あんまり記念とか気にしないタイプです、ハイ。 本を読んで、考え…

戦争と税金―戦争は税金の生みの親

タイトル通り、戦争と税金は切っても切れない関係にあります。先に大まかなポイントと流れだけ示しておきます。先にポイントを抑えることで理解が早まるかと思います。 ☆☆☆ 戦争→財政危機→国王の増税路線→議会権力(国民側)の強化→勢力を増した議会が分裂→新…

なぜ、私はネットで発信しているのか

こんなエントリを読みました。 楽しいことが、話せない。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。 これを読んで、私がネットで発信している理由が明確になったというか、再確認できたので、それが鮮明なうちにまとめておこうと思います。 私は最近、無口だと周…

マーケティングの汎用性―マーケティング的な視点ってすごく大事

日経新聞を読んでいた時のことです。日経新聞の1番最後のページの左上に、「私の履歴書」という連載?があります。私はこの存在を知ってはいたものの、特に興味のある人が出ていたわけではなかったのでスルーしていました。 しかし、たまたま目についた今月…

パンダの週刊情報整理―第1号

最近はプログラミングをかじってみたり、電子書籍に挑戦してみたり(もちろん読むほうですよ)と、何かと新しいことをやってみたい気分に駆られています。ということで今度は、毎週日曜日に、自分の情報整理も兼ねて、気になったニュース等に一言二言添えて紹…

好きなアーティストとの「適切な距離」について考えてみました

こんな記事を読みました。 「見た目の距離」と「愛情の強さ」について - いつか電池がきれるまで ごくごく簡単に言えば、中島みゆきさんが以前に、「私のコンサートはなぜか後ろの席から売れていく」とおっしゃっていたそうですが、fujiponさんはその後ろの…

租税問題が国家を揺るがす―「家産国家」から「租税国家」へ

イギリスの市民革命史をたどると、租税がいかに重要な問題かということを痛感します。租税が重要な問題として捉えられるようになったのは17Cからなのですが、なぜこの時期だったのでしょうか。ここでキーとなるのが「家産国家」から「租税国家」への移行です…

私にとっての新聞は情報収集ツールではなく、世論把握ツール

最近、新聞の読者層や読者にとっての新聞の位置づけみたいなものなどに興味があって、ちょっと調べてみたのですが、自分の感覚との乖離が見えたのでまとめておきます。 ・新聞の読者層 まずは新聞の読者層から。BLOGOSで紹介されていますね。 新聞はいま、誰…

『私たちはなぜ税金を納めるのか』、読了

読了です。 私たちはなぜ税金を納めるのか: 租税の経済思想史 (新潮選書) 作者: 諸富徹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/05/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 社会科学を勉強している者からすると、非常に勉強になる本でした。…

社会問題が引っ張る需要

ちょっと前の記事ですが、こんなのを新聞で読みました。↓↓↓ 「料理しない消費者」争奪戦 スーパーなど総菜強化 :日本経済新聞 内容を簡単に説明すると、共働き世帯や高齢者の単身世帯が増えたことによって、いわゆる「中食」(家庭外で調理された食品を購入…

「映像」より「文字」が好き

ちょっと前ですが、こんなエントリを読みました。 ふたり - ruru on the roof 本当になんてことない日常をつづっているだけのエントリなのですが(失礼な言い方しかできなくてすみません)、こういうの、ものすごく好きです。幸せというのは、こういう日常的な…

日本の人口増加政策は、自治体が担うことになるのかも?

こんな記事を読みました。 人口減少時代に、人口を10%も増やし、いきいきと若返ったまち|2030年のビジネスモデル|ダイヤモンド・オンライン 内容は 、人口減少・高齢化の時代に逆行するように人口を増やし、まちを若返らせた、千葉県流山市の成果に関する…