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コボちゃんを見た―人とか社会ってそんなに急に変わるものでもないと思った


コボちゃん』という4コマ漫画があります。それくらいはさすがに知っているのですが、これまで私の目に触れることもほとんどなかったので、どういうお話なのかはよくわかりません。



昨日、夜の19時半過ぎだったか、たまたまTOKYO MXをつけたらコボちゃんがやっていまして、特に用事もないし、「みんなやたら目が小さいなぁ」などと思いつつ、ボケーッと見ていました。


そんでその内容が、恐らくコボちゃんの母親だと思うのですが、母親がスーパー?のパートで働き始めるみたいなお話でした。そこで研修っぽいことを受けつつ、いざレジに立っていると、母親の父と母、そしてコボちゃんがやってきました。

母の母:働くっていうから心配になっちゃって~。


正確な引用ではないですが、確かこんな感じだったと思います。これを見て私は、「職場に親が来た…。なんか既視感というか、聞いたことあるな…。あれだ、ゆとり世代を取り扱う時に出てくる親が職場に来るってやつだ」と思いました。



このように思った原因には、一昨日のホンマでっかTVの影響が少なからずあると思います。これです。↓↓↓


「ゆとり世代対策」が、何か凄いことになってた… - NAVER まとめ



これを見ていた時に、修学旅行に親がついてくる、みたいなくだりがありまして、それとリンクしてか、職場に親が来るのとたいして変わらないのかなぁなんて思っていました。



で、コボちゃんの映像がかなり古い感じ(4:3のやつ)だったので、ふとこれはいつごろやっていたものなのだろうと思ってwikiさんに聞いてみると、連載は1982年スタート、アニメ化は92-94年だそうです。


コボちゃん - Wikipedia



これはアニメ化の時代から見たとしても20年は経っていることになります。もちろんアニメなので一般化できるものではありませんが、こういうのが描かれるということは、少なくとも20年前にもこうしたことがあったのでは?と想像してしまいます。完全に推論ですが。



そして話はまたアニメに戻るわけですが、ここでもちょっと私のアンテナに引っかかる場面がありました。母親が働き始めた職場でちょっとしたトラブル(確か会社の外部でのトラブルでした)が起きまして、そのトラブル対応で責任者の女性が予定時刻に帰れず、予定時刻に子どもを迎えに行けないという事態に。たまたま同じ職場の女性の子どもが、その責任者の女性の子どもと同じ幼稚園?に通っていたために、トラブル対応の女性はその人に迎えを依頼することでことなきを得ていました。



そして夕飯時のコボちゃん宅。そのトラブルの話が上がりまして、「女性が働いていると大変ね~」「正社員ならもっと大変よ~」「男は男で大変なんだぞ~」みたいな会話がありまして、ここでも「今とそんなに変わってないよね?」と思ってしまいました。この会話、今でも十分成立するのではないでしょうか。私自身の体験としてこういう場面にまだ遭遇したことがないので何とも言えないのですが。



☆☆☆☆☆


ここまで明確に何かを主張するわけでもなくだらだら書いてきたのですが、要は人とか社会ってそんなに急激に変わるものではないんじゃない?と思ったという話です。ゆとりは残念すぎるという言説をよく聞きますが、時代背景的に、ダメさが可視化されやすくなっているだけで(ツイッター上の冷蔵庫のやつとか)、今も昔もそんなに大きくは違わないんじゃないかと思っています。もちろんあの行為自体はよろしくないとは思いますけれど。どっぷりゆとりの私ですら、ホンマでっかTVで出てきた例は正直驚くところがありましたが、あのようなことは言うまでもなく極端な例だと思います。



今はゆとりゆとりと騒がれていますが、コボちゃんを見たら今で言うゆとりっぽいところ(職場に親が来る)も垣間見えるわけで*1、そんなに大きな違いがあるようには思えません。コボちゃんの連載が始まったのが80年代のようですが、この頃はこの頃で「新人類」という言葉があったようですし*2、もっと言えば、よく言われてはいますが、エジプトの壁画にも「今の若者は…」的なことが書かれているみたいな話も聞きますので、今だけがひどいということでもないと思うのです。



要するに、いつの時代も若者の行動なんて大して変わらず、基本的には叩かれる運命にあるのでは?と思ったりしているわけです。だから、私の場合はゆとりと言われることに対して、怒りというよりは諦めのほうが強いような気がします。怒りをあらわにしたところで何も解決しないですし、亀裂が深まるだけで何もいいことはないと思うので、上の世代のガス抜きに一役買っている、と思うようにしています。



コボちゃんを見ていると、社会というのも20年ちょっとじゃ大して変わらないのかなぁなんて思ったりします。もちろん劇的に変わっていることもあるのですが、変わりやすいものと変わりにくいものがあるってことなのでしょうか。



たまたま目についたコボちゃんでしたが、ちょっとした気づきを与えてくれるアニメでした。



※最近は政治経済系を長らく上げていなくて忍びない感じはしているのですが、自分の中でタイムリーなものは忘れないうちにまとめておきたいので、ひとりごと系が増えています。前の記事が初めて?話題になって浮き足立っているとかではないですよw政治経済系も近いうちに上げます。

新コボちゃん (1) (MANGA TIME COMICS)

新コボちゃん (1) (MANGA TIME COMICS)

*1:何度も言いますが、あくまで推論です

*2:当時の若者を、従来とは異なった感性や価値観、行動規範を持っている、と規定し、否定的にも肯定的にも(要するに、都合良く)使われた。