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就活のスタンス―どのような基準で就活を進めたか

ひとりごと・コラム系

読みました。


今年37歳になる僕がもしも新卒で就活するとしたら。社会に出たから分かるポイントとか。前編かも。 - 心のパンツは脱げるのか?



直接上記記事に言及しているわけではありませんが、就活に関する内容だということで触発されました。私自身、去年就活を経験したことをもとに、自分の思うところを書いていきたいと思います。上記記事と主張はだいたい同じなので、ちょこちょこ引用させていただいておりますが、自分の言葉で改めてまとめておくことは自分にとって意味はあると思ったので、自分の思考ログとして書いておきます。現在の就活生に参考になればとも思います。所詮はゆとりのぺーぺーです。「若いもんがなんか言っておるで~」くらいの愛でる感じで読んでいただければと思います。

明確にやりたいことはない


上記記事では、以下のように述べられています。

学生時代の僕は特に明確な目標は持っていませんでした。

僕は今でも明確にやりたい事って無いのです。できれば働きたくないと思っています。


私も同じです。今も目標はありません。働きたくないかどうかは、本格的に働いたことがないので、ちょっとまだよくわかりません。働き始めたら楽しい!思えるかもしれませんし、うんざりするかもしれません。先ほど目標がないと述べましたが強いて言えば、とりあえず将来は自分の身一つで稼げるようになりたいなぁくらいにしかなくて、何がやりたい!というのはありません。目標がない理由には大きく2つありまして、


「十年後の自分」なんて目標を据える意味は無い - grshbの日記


1つは上記記事にもあるように、長期スパンの目標を立てることに意味がないと思うからです。この変化の激しい現代において長期スパンの目標を立てたところで、その期間中には社会環境が劇的に変化して、結局路線変更を迫られることになると思うのです。だったら長期スパンでの目標なんていらないのでは?と思ったわけです。


もう1つは前述したようにそもそも何をやりたいのかもイマイチわからないので、目標を立てようがないのです。いや、実際やりたいこと(好きなこと)がないわけではないのですが、今やっていることだけで食っていけるとは到底思えない。もしかしたら食えるのかもしれないけれど、食えない確率のほうがはるかに高いと思っています。そんなリスクの大きいことにチャレンジできるほどの勇気を持ち合わせていないので、就活するか。となったわけです。


ところで、この今やりたいと思っていることをどうやって見つけたかというと、やりたい!という想いが先行して出てきたわけではなくて、やってみたら案外面白かったからやりたいことになったというプロセスでした。つまり、やりたいことというのはやってみなければ出てこないということです。もちろん、最初からやりたいことがある場合もあるのでしょうが、少なくとも私の場合は頭で考えているだけではやりたいことが見えませんでした。


だいたい大学生の考えるやりたいことや適性なんてたかが知れていると思います。かなり失礼な言い方になってしまってアルバイトの方々に本当に申し訳ないのですが、アルバイトを数年経験したくらいでは自分のやりたいことや適性を明確にするなんて無理だと個人的には思っています。少なくとも私は、アルバイト自体は楽しかったけれど、それでやりたいことが明確になることはありませんでした。

やりたいことがない場合に、就活の軸はどうなるか


それじゃあ就活どうするのさ?企業を選ぶ基準がわからないだろうが!と思われますよね。そうです、最初は基準なんてないのです。だから私はかなり雑多に受けていました(自分の想定する待遇とあまりにもかけ離れている場合を除く)。説明会に行く→なんか面白そう!→試験を受けるの繰り返しです。ただ、譲れないものを2つ設定していました。それが以下。(※1はid:narushima1977さんからの引用。)

1、 転職しても困らないように自分に実力のつく仕事がしたい
2、 面接(人)の雰囲気


まずは1について。私は、学歴が大したことがないので、終身雇用なんて無理だろうと思っていたし、現在の社会情勢を見れば、終身雇用・年功賃金なんて幻想に過ぎないと思っています。今後(というか今も?)は転職が当たり前の社会に向かっていくと思っているので、転職もしくは独立しても困らないように、自分の市場価値を高められるかどうかを重視しました。この市場価値というのを掘り下げると長くなりそうなので割愛しますが、要はつぶしがきくかどうかということです。やりたいことがないのだから、社会から求められていること(求められ続けるだろうこと)を自分なりに考えて、それを身につけられるかどうかを重視しました。


次に2について。これは本当に月並みで申し訳ないのですが、何をするかではなく、誰とするかという話です。やりたいことがないのだから何をしたいかで決めようがなく、誰とするかを重視せざるを得なかったという感じです。実際問題、仮にやりたい仕事につけたとしても、周囲との人間関係がごたごたしていたら嫌になると思います。このごたごたはできる限り避けたかったので、説明会や面接は人間観察をしてやろうくらいの気持ちで臨んでいました。まぁこれを説明会や面接だけで見抜くというのも至難の業で、これに関してはもはや運だと割り切っている部分もあったのですが、ある程度の雰囲気の察知は意識しました。

仕事以外の環境をどう設定したいのか考える


これまでは仕事そのものをどうするかという話でしたが、仕事以外をどうしたいのかを考えると視野が広がります。個人的にはここを一番考えるべきだと思っています。就活と聞くと、特に大学生は「業界はどこがいい?」「職種は?」みたいな仕事そのものを考えがちです。もちろんこれも大切だと思うのですが、既述のように、経験不足という観点から大学生がやりたい仕事や適性を考えるのは困難だと思っています(あくまでは個人的にはです)。すでにやりたいことが明確な人はそれに向かっていけばよいと思うのですが、仕事としてやりたいことがないのであれば、仕事以外で自分はどういう生活をしたいのかを考えればよいと思います。そうすればおのずと自分の方向性も見えてくるような気がします。


極端な例で申し訳ないのですが、例えば結婚しないで家で一人ネットをしたり本を読んだりして人生を過ごしたいと考えるのであれば、正社員を目指さなくても生活はできます。比重で言えば余暇重視ですね。私の場合は、今のところ漠然とした将来像として自分の身一つで食べていけるようになりたいと思っているので、自分の市場価値を高めることを重視しています。つまり仕事重視です。あとはもう一つ、家庭重視というのもありそうです。だいたいこの3つで人生は語れそうです。これはどれがいい悪いではなくて、要は自分の人生で重視したいことは何かという選択とバランスの問題です。仕事100%がいい人もいれば、仕事30%、趣味70%の人もいるかもしれません。20数年生きてきたわけですから、自分がどう生きるのが最も心地よいと感じるのか、多少は見えるのではないでしょうか。最初にどんな仕事をしたいかを考えるより、どう生きたいのかを考えるほうが実は近道なのかもしれません。

最後は自分で決めよう


ここまでいろいろ書いてきたわけですが、最後は自分で決めるべきです。何を当たり前なことをwと言われてしまいそうですが、これが案外難しいと思います。なぜなら、日本での就職は現行制度のもとでは今後の人生をある程度規定してしまうもの(そう思われているというほうが正確か)なので、絶対失敗させまいと、親を始めとした周りが結構いろいろ言ってくるからです。親にとって子どもはかわいいですからね。


そもそも20代前半で長い人生を規定してしまうような仕組みが問題ではあるのですが、今後の人生を規定するような重要な決定を他人に委ねて失敗したら絶対に後悔します。「あの時あぁ言われたからこうしたのに、思っていたのと違う・・・」なんてなるのは嫌じゃないですか?私は嫌です。仮に成功したとしても、自分で決めたことではないから、喜びは半減するような気がします。逆に自分で決めれば、失敗だったとしても「自分のミスだししょうがない」と納得はできるし、成功すれば人一倍嬉しいはずです。

まとめ


というわけで、私はこういう感じで就活を進めていました。

やりたいこと(好きなこと)はあるけれど、それは現状趣味の域を出ないのでそれで食っていける気がしない(サービスに昇華できる気がしない)→就活すっか!→でも仕事としてのやりたいことがわからない→仕事以外でどう生きたいのかを考える+とりあえずいろいろ受ける→受ける中で誰と働くかを判断→内定→働きながら市場を価値を身につけつつ、転職するのか、独立するのか、会社に残るのかなど、いろいろ判断していきたい


こう見ると行き当たりばったり感がすごいですね。でも、これも案外悪くないかもですよ。ライフネット生命の出口さんも言っていました。


人間は目の前に訪れた運命に身を委ねるしかない - パンダのぼやき


仕事としてやりたいことがない時点でもう世間的には残念なやつなのかもしれませんが、そんな私でも内定はいただけました。やりたいことがなければないで、そう答えていいと思います。社会に関する知識ゼロの学生の特権というかなんというか(勝手にそう思っているだけです)^^;そう答えるならそれ相応の理由は必要になりますが、就活用に仕立て上げられたやりたいことなんかよりずっと響くような気がします。自分で考えて導き出した答えなら、たとえそれが的外れだったとしても、面接官は愛でてくれるはず!と思って話していました。自分で考えた本心を話せば、たとえその面接に落ちたとしてもすっとしますよ。少なくとも私はそうでした。嘘ついて入ってもモヤモヤするだけですしね。


なんだかまとまりに欠けますが、どこか一つでも心に引っ掛かる部分があれば幸いです。


就活のコノヤロー ネット就活の限界。その先は? (光文社新書)

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