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私にとっての新聞は情報収集ツールではなく、世論把握ツール

ひとりごと・コラム系

 最近、新聞の読者層や読者にとっての新聞の位置づけみたいなものなどに興味があって、ちょっと調べてみたのですが、自分の感覚との乖離が見えたのでまとめておきます。

 

 ・新聞の読者層

 

 まずは新聞の読者層から。BLOGOSで紹介されていますね。

 

 

 

新聞はいま、誰が読んでいるのか


 

2010年のNHKによる調査結果らしいのですが、上の記事でも言及されている通り、主な読者層は60代~70代の男性です。女性に関しても同様です。個人的には学生が一桁台というのが驚きました。少ないだろうという予想はしていましたが、まさかここまでとは思いませんでした。私は基本的に毎日読んでいるのですが(読む目的は後述します)、これじゃあ変わり者の領域じゃないですか。。。

 

 

 ・新聞の印象

 

 

次に新聞の印象について。これは↓↓↓を参考にしました。

 

http://www.chosakai.gr.jp/notification/pdf/report6.pdf

 

 「メディアに関する全国世論調査」(2013年)公益財団法人 新聞通信調査会

 

 

なんか新聞寄りの調査のような気がしますが、その辺はメディアリテラシーで。

 

 

 これによると、新聞の印象は、「情報源として欠かせない」メディアとして新聞を挙げた人が54.6%、「情報が役に立つ」メディアとして新聞を挙げた人が54.4%、「情報の量が多い」メディアとして新聞を挙げた人が43.8%とそれぞれ1位となっています(上記調査、表4-1、4頁)。「情報が信頼できる」「社会的影響力がある」メディアとしても、新聞はそれぞれ60.9%、56.4%と2位につけています。こうしてみると、新聞を情報源として欠かせず、信頼できるメディアと考えている人が多いことが伺えます。

 

 

 

 

・新聞を読む理由、読まない理由

 

新聞を読む理由としては、「新聞を読むのが習慣になっている」53.6%が1位、「新聞で世間の動きが大体分かる」45.3%が2位です。読む理由は、情報収集というよりは、習慣という位置づけのほうが強いようです。

 

 

 

新聞を読まない理由としては、「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」66.7%が1位、「新聞を取っていないから」40.2%が2位となっています。読まない理由は、ほかのメディアで事足りるといったところです。

 

 

 

・よく読む記事

 

よく読む記事は、「社会記事」が1位、「地元記事」が2位、「テレビ・ラジオ欄」が3位となっています。ちなみにここでの「読む」とは必ず読む+よく読む+たまに読むの合計なのですが、4位(政治に関する記事)以下はたまに読むの割合が急に増えています(政治に関する記事はたまに読むの割合が44.2%)。これを見ると、この調査でも言及されていますが、生活に密着した身近な記事が読まれる傾向にあるようです。

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

ここからは自分の感覚です。私の情報収集は基本的にネット(ツイッター、メルマガ等含む)です。理由は無料だし、速報性が高いからです。信頼性に関しては後でいくらでも裏取りはできますし、NHKツイッターとかであればある程度信頼できますよね。とはいえ、前述したように、私は新聞も基本的に毎日読みます(図書館で)。新聞を読む理由なのですが、先ほどあげた調査の項目で言えば「新聞で世間の動きが大体分かる」というのが一つです。

 

 

 もう一つは、この世間の動きがわかるということに加えて、新聞読者が新聞を読むことによって受けるだろう影響を把握することが、私の新聞を読む理由の最も大きなところです。

 

 

 

 というのも、本記事のように新聞について調べる前から、新聞は結構信頼されている印象を持っていました。調査によっても、新聞を信頼している人が結構多いことがわかります。ここから言えるのは(いい切れはしないですが)、新聞に書いてあること=正しい、という認識のある人たちがそれなりにいるということです。

 

 

 

 これって実は結構問題があると個人的には思っています。もちろん、「事実」としての情報に関してはそれなりの信頼性はあると思いますが、「意見」に関してはそれを鵜呑みにするのはまずいと思います。新聞が言っていることでもそれは一つの「意見」に過ぎないわけで、別な見方ができる場合も非常に多いし、社会科学をちょっとかじっていれば、これはおかしい!というのも結構出てきます。しかし、みんながみんな社会科学をやっているわけではないし、何となく「そんなもんかねぇ」と受け入れてしまう場合もあると思います。

 

 

 でも、その何となくや新聞は正しいという方向に流されて選挙に投票されたらこっちとしては(こっちというのは若者と思ってもらってよいです)困る場合が出てくるので、そういうのを把握し、うまくこちら側に回ってもらうにはどうしたらよいかを考えるという意味で、新聞を読んでいる側面が強いです。誤解を恐れずに言えば、私からしてみれば新聞(あくまでも「意見」という部分に関して)は、間違ったことを発信しているメディアという感覚なのが正直なところです。間違っているという前提で読んでいるという感覚ですかね。

 

 アゴラの池田さんもこんなことをおっしゃっていますし。↓↓↓

 

 

このツイートに限らず、彼に対してはいつも「もう少し言い方なかったのかなぁ…」と思うことが多いのですが、今回の私の新聞の読み方と少し近いかな(私はネタとして読んでいるわけではないので・・)と思ったので、載せておきます。

 

とはいえ、「じゃあネットは正しいのか?」と言われたら確かに正しいとは言い切れません。掲示板系なんて怪しい情報ばかりだと思いますし。ただ、ネット=基本疑うべき、新聞=それなりに正しいという感覚が世間にあるように感じたので、ネットに限らず新聞も同じようにまずは疑うところから入ったほうがよいのでは?と思ったという話です。

 

 少しわかりづらかったかもしれませんが、要は私にとっての新聞は、新聞が形成する間違った世論を把握し、それを批判的に見るツールです。「事実」に関しては大いに活用してもよいと思いますが、「意見」までは鵜呑みにせず、自分の頭で考えようということです。自戒を込めて。。

 

 

 

 参考資料

 新聞はいま、誰が読んでいるのか

 ・「メディアに関する全国世論調査」(2013年)公益財団法人 新聞通信調査会

 

 http://www.chosakai.gr.jp/notification/pdf/report6.pdf

 

 

 

新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか (PHP新書)

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自分のアタマで考えよう

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