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社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

書評

 

本書は、ちきりんさんが海外を訪れた時に実際に見たもの、感じたもの、現地の方と話したことなどをもとに、彼女自身が気づいたこと、考えたことがまとめられたものです。

 

まだ海外に行ったことがない私にとって、海外に行ったような気分にさせてもらえる本で、読んでいてわくわくしました。どれも印象的な内容だったのですが、特に印象的だったのを記録がてら書いておきます。

 

一番印象的だったのはモスクワの現代美術博物館にある、レーガンから見た世界地図です。日本が「JAPAN CORPORATION」となっていて、しかも地図が車の絵だったのには腹を抱えて笑いました。この他にもコーラ事情が国の経済レベルを反映するとか、当然過ぎて格差を「認識」することすらなかったインドとか、チップが再分配の役割を果たすとか、お金で買える価値のあるものが何もないビルマとか・・・いかにも社会派らしい視点で書かれていて感服しました。

 

最初から最後まですごく楽しませてもらったのですが、最後の最後に書いてあったことが本当に心に刺さったので書いておきます。

 

 

『旅行は旅行が好きな人がすればいいのです。何かを学ぶため、視野を広げるため、成長するため、強くなるために旅行するなんて邪道です。行きたい人だけが行けばいい。』

 

 

これ、普通に考えれば当たり前だと思うのですが、海外に行く目的が案外「何かを学ぶため、視野を広げるため」みたいな人が多いような気がします。私は来年から社会人になる身ですが、就職先の社員の方々は口を揃えて海外に行ったほうがよいと言います。大学生と社会人では時間の自由度が圧倒的に違うし、就職先自体も結構海外志向なので、彼らが海外に行けと言うのはすごくよくわかるし、圧倒的に正しいと思います。でも、これって、多分ですけど、ちきりんさんの言う邪道を推奨しているということですよね。純粋に海外楽しんでこい!というよりは、海外行って視野を広げてきなさい的なニュアンスのほうが強いと思います。繰り返しますが、別にこれが間違っているとは全然思わないし、むしろ正しいと思います。でも違和感を感じるのも事実です。何も海外に行かなくても日本で十分楽しいし、本読むだけでも視野は広がるし、学べます。しかも圧倒的に安く。

 

 

とはいえ、一度も行ったことがないのはやっぱりどうかなーとも思うので、大学生のうちに一回は行っておきたいと思います。純粋に行きたいところもありますし。なんかぶれてる感じですが、人間そんなものでしょうw

 

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!