書評

『この世でいちばん大事な「カネ」の話』読了―②

読みました。この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)作者: 西原理恵子出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版この商品を含むブログ (9件) を見る 『この世でいちばん大事な「カネ」の話』読了―① - パンダのぼや…

『この世でいちばん大事な「カネ」の話』読了―①

読みました。 この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)作者: 西原理恵子出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版この商品を含むブログ (9件) を見る 新社会人として働き始める前に読んでおいてよかったなぁと思え…

『ネットにつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った』読了

読みました。 ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った (角川書店単行本)作者: 堀江貴文出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/09/24メディア: Kindle版この商品を含むブログ (6件) を見る 本書…

『グラスホッパー』読了

読みました。 グラスホッパー (角川文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2012/09/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 伊坂幸太郎さんの小説は何冊か読んだことがあって好きなものが多いのですが、今回に限っては…

インターネットと居場所―『僕の見たネトゲ廃神』を読んで

読みました。 僕の見たネトゲ廃神作者: 西村本気出版社/メーカー: リーダーズノート出版発売日: 2012/05/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 私はネトゲを1回しかやったことがなく*1、いわゆるネトゲ廃神*2の生態を全く知らなかったので、読ん…

『税金 常識のウソ』読了

読みました。税金常識のウソ (文春新書)作者: 神野直彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/01/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 53回この商品を含むブログ (3件) を見る 内容 本書の構成は以下のようになっています。 序 章 「ギリシャ悲劇」の開幕 …

『波のうえの魔術師』読了

読みました。 波のうえの魔術師 (文春文庫)作者: 石田衣良出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 50回この商品を含むブログ (125件) を見る 以下、感想です。 内容 時は1998年春、大学を卒業ものの就職浪人中の白戸青…

『星の王子さま』読了

読了です。 星の王子さま作者: サン=テグジュペリ出版社/メーカー: ゴマブックス株式会社発売日: 2013/02/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る あらすじ 操縦士の「ぼく」がサハラ砂漠に不時着した翌日、1人の少年(王子さま)と出会います。飛行…

『アルジャーノンに花束を』読了

読みました。アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)作者: ダニエルキイス,Daniel Keyes,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1999/10メディア: 新書購入: 75人 クリック: 1,445回この商品を含むブログ (239件) を見る 多少のネタバレを含む感…

『[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本』読了

読了です。[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本 (中経の文庫)作者: 池上彰出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版発売日: 2013/09/02メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 政治・経済・社会などのわかりやすい解説で有名な池上…

『レイヤー化する世界』読了―

今更感がありますが、『レイヤー化する世界』読み終わりました。 レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書 410)作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2013/06/05メディア: 新書この商品を含むブログ (27件) を見る 簡…

『幻覚少女』読了

『幻覚少女』という本を読みました。 幻覚少女 作者: 根本聡一郎 発売日: 2013/12/16 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る これはタブレットでアマゾンの中をうろうろしていた時に見つけた本で、100円だったので「安っ!」と思ってとりあ…

『私たちはなぜ税金を納めるのか』、読了

読了です。 私たちはなぜ税金を納めるのか: 租税の経済思想史 (新潮選書) 作者: 諸富徹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/05/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 社会科学を勉強している者からすると、非常に勉強になる本でした。…

「Chikirinの日記」の育て方、読みました

「Chikirinの日記」の育て方、やっと読めました。前々から読みたいとは思っていたのですが、電子書籍にしてはちょっと価格が高い気がしたし、何よりipadだからkindle版は読めないと思い込んでいました。しかし、ふとしたきっかけでipadでもkindle版が読める…

詩羽のいる街

内容を一言で言うならば、詩羽(しいは)という一人の女性が紡ぎだす奇跡の物語といったところでしょうか。この小説のポイントは、詩羽が現代社会では必須だと思われるお金や家を持たずに生活しているということ、かつ彼女が関わる人はみんな幸せになるという…

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

本書は、ちきりんさんが海外を訪れた時に実際に見たもの、感じたもの、現地の方と話したことなどをもとに、彼女自身が気づいたこと、考えたことがまとめられたものです。 まだ海外に行ったことがない私にとって、海外に行ったような気分にさせてもらえる本で…

現代日本の生活保障システム

日本の生活保障システムは、妻が家事・育児を担うという「ジェンダー関係」を基軸として、「男性稼ぎ主」に対する所得移転中心の福祉国家であるという主張です。今日においてはこの男性稼ぎ主型という従来の生活保障システムが機能不全に陥っているだけでな…

『生活保障』読了

本書は、「生活保障」という視点から、日本の社会が直面している状況を整理し、問題を打開する道筋について考えようとしたものです。生活保障とは、年金、医療、介護などのいわゆる社会保障だけでなく、これらを雇用と結びつけることで経済成長を促して実現…

『財政赤字の淵源』読了

日本における膨大な財政赤字の原因を歴史的アプローチから解明した上で、今後の人々の生活を支える財政制度をどのように設計していくかを提言した書。第Ⅰ部では戦時期の高橋財政や大蔵省統制、占領期の財政運営などを切り口に、日本の財政の原型がどのように…

勝ち続ける意志力

プロ・ゲーマー梅原大吾の自伝。本書を最初に手に入れたときは、タイトルからの印象でひたすら結果にこだわってストイックに取り組む姿勢などが書かれているのかと想像していました。確かに前半では予想通りめちゃくちゃストイックで、「才能すらもなぎ倒し…

学び続ける力

学ぶことの意義を認識させられる、池上彰さんの書。第一章では、NHKを辞めてからどんな勉強を、どのように勉強してきたかを中心に書かれています。第二章では、東工大で教えることになり、どうしたら社会の事を学生に身近に感じてもらえるかを工夫しながら講…

「未来の働き方を考えよう」

自分の現在の働き方に本当に満足しているか、もしくは今の働き方を続けて今後本当に満足できるかどうかを問いかける書。決して今の働き方を否定するものではなく、もう一度深く考え直してみようと提案する書。 本書の前半は、さまざまな社会変化(長寿化、家…

失敗の本質

大東亜戦争における諸作戦の失敗を、組織としての日本軍の失敗ととらえ直すことで、現在における様々な組織一般への教訓にしようと試みた書。第一章では失敗の事例研究として6つの諸作戦(ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作…